AirTagをiPhoneに効果的に接続する方法

AppleのAirTagの設定と接続手順

新しいAppleのAirTagを手に入れるのはシンプルなはずなのに、実際にはつまずくポイントもあったりします。初めて設定する方や、出荷時からうまくいかないといった場合でも心配無用。私も何度も試行錯誤してやっとうまくいった方法をご紹介します。

保護用のプラスチックフィルムの取り外し

最初に忘れがちなステップですが、AirTagを箱から取り出した際に、電池部分を覆う小さなプラスチックのシールやフィルムが貼られていることがあります。これは輸送中に電池の消耗を防ぐための安全策です。これを取り外さないと動作しません。普通は引っ張るか軽くひねるだけで外せますが、力任せに引っ張るとプラスチックを破ったり、AirTagを曲げてしまう恐れもあるので注意してください。

すでに外しているなら問題ありません。まだの場合は、今すぐ取り外しましょう。これを忘れると、AirTagが電源につながらず、設定中に「動かない」状態に悩まされることになります。実は、この小さなプラスチックの残留物が原因の多くです。

AirTagをiPhoneに接続する手順

プラスチックを外したら、iPhoneのロックを解除して側に持ちます。自動的にセットアップが始まり、画面上に「接続しますか?」といったメッセージが表示されるはずです。ただ、私の場合は何度かやり直したり、ロックと解除を繰り返したりする必要がありました。これはBluetoothの通信タイミングの問題かもしれません。ちょっとイライラしますね。

まずはBluetoothがオンになっていることを確認してください (設定 > Bluetooth)。すでにオンなら、一度オフにして再度オンにすると改善することもあります。また、iPhoneを再起動(新しいモデルなら電源 + 音量上ボタン、古いモデルなら電源 + ホームボタン)するのも効果的です。これで検出遅れが改善されることがあります。AirTagをスマホの近くに置き、しばらく待つことも忘れずに。

多くの場合、Bluetooth経由でAirTagを検知すると、すぐにプロンプトが表示されます。もし表示されなければ、「探す」アプリを開き、アイテムをタップしてみてください。そこに「未接続」と表示されることもあります。そこからタップしてペアリングを始めましょう。ちなみに、iPhoneがiOS 15.4.3以降で動いているとスムーズに行きやすいです。古いiOSには設定に不具合があるケースも。

ラベル付けと最終設定

プロンプトが表示されたら、「接続」をタップします。次に、そのAirTagにわかりやすい名前を付けます。例えば「鍵」や「リュック」、または「自転車」など。私の場合、「鍵」を最初に「財布」にしてしまい、笑えない勘違いをしたことも。分かりやすい名前にしておくと後で変更もできるのでおすすめです。

次に、Appleの利用規約(法的なやつですね)に同意します。「同意する」をタップするだけです。最初は「この手順は飛ばせるのかな?」と思ったこともありますが、やっぱり確認は必要ですね。

デバイスとの連携と最終確認

承認すると、AirTagはApple IDとリンクされ、接続処理が進みます。ときにはローディングのアニメーションやスピナーが表示されることもあれば、ただじーっと待たされることもあります。通常はAirTagから軽いチャイムやビープ音が鳴って、接続が成功したことを教えてくれます。もし音が鳴らなかったり、動作しない場合は、もう一度ロックと解除をしたり、AirTagを少し近づけてみたりしてください(できれば1フィート以内に)。

接続完了すると、「完了」ボタンが表示されるので、これをタップしてください。うまくいかない場合は、再度近づけたり、Bluetoothを再起動したりすれば解決することもあります。ちょっと気まぐれな部分もありますね。

Find Myアプリでの管理と使い方

設定が終わったら、あとはとても簡単です。「探す」アプリを開き、アイテムタブに進むと、自分のAirTagが表示されているはずです。後から名前を変えることもできるので、最初に適当に付けた場合は後で修正できます。私も「鍵」を「車の鍵」に変えたことがあります。

AirTagをタップすれば、その最後に記録された場所が地図上に表示されます。近くにいるときは、「音を鳴らす」ボタンをタップしましょう。予想外に響き渡る大きな音で、クッションの下や洗濯物の山の中から見つけ出したこともあります。あの音を聞いたときの安心感はなかなかですよ。

AirTagの削除と再登録について

もし誰かに譲る場合や、もう使わなくなった場合は、「探す」アプリ内でAirTagを選び、下にスクロールして「アイテムを削除」をタップします。確認のポップアップが出るので、「本当に削除しますか?」と聞かれます。Appleは誤操作を避けるための配慮ですね。一度削除すると、そのAirTagはあなたのApple IDから切り離され、他の人が再度ペアリングできるようになります。

譲渡前には必ず自分のアカウントから削除してください。そうしないと、新しい持ち主がうまく使えない可能性があります。また、後で調子がおかしくなった場合や再接続できない場合は、リセットも必要です。方法は、アイテムを削除し、金属側を長押ししてから白い側が回って音が鳴るまで待つことです。これで新たに再ペアリングしたり、譲渡したりできます。

トラブルシューティングと注意点

一番多いトラブルは、Bluetoothが表示されない、もしくはプロンプトが出てこないケースです。そんなときはiPhoneを再起動(新しいモデルなら電源 + 音量上、古いモデルなら電源 + ホームボタン)して、Bluetoothをオン・オフしてみてください。また、iOSは最新バージョンにアップデートしておくのがポイントです。古いソフトだと接続がうまくいかないことがあります。

それでも解決しない場合は、AirTagのリセットを試みましょう。アイテムを「探す」から削除し、金属側を長押しして白い部分が回りはじめて音が鳴るまで約10〜15秒待ちます。その後、再度ペアリングを行ってみてください。何度か試行錯誤することもありますが、最終的にはうまくいきますよ。

小さなこと(プラスチックフィルムやBluetoothのタイミング、少し離れすぎているなど)でつまずくこともありますが、焦らずちょっとずつ調整すれば解決します。近づけたり、再起動したりしながら進めていきましょう。

まとめ

最初のハードルさえ越えれば、AirTagの設定は思ったよりもシンプルです。多少の不安定さはありますが、一度設定できればあとは追跡がとても楽になります。Bluetoothの状態やAirTagの距離、iPhoneのソフトウェア最新版の確認を忘れずに行えば問題ありません。

これが少しでもお役に立てば幸いです。私も最初はかなり手間取ったので、少しでも誰かの参考になれば嬉しいです。それでは、皆さんも良いデバイスライフを!