外付けハードドライブにWindows 10をインストールする方法:ステップバイステップガイド
外付けハードドライブにWindows 10をインストールする方法 外付けのハードドライブにWindows 10をインストールするのは難しい作業ではありませんが、最初は少し戸惑うかもしれませんね。実はこれ、Windows環境を持ち歩くのにとても便利な方法です。複数のパソコンを使い分けたり、バックアップとしても役立ちます。この手法では、「WinToUSB」というツールを使ってポータブル版のWindowsを作成します。外付けドライブから直接起動できるため、自宅のパソコンと同じように使えます。以下に、注意点や手順をわかりやすく解説します。 まずは準備:WinToUSBを入手しよう 最初に、WinToUSBというソフトをダウンロードしましょう。これはこの作業専用に設計されたツールで、公式サイトから入手可能です。公式ページの https://www.rufus.ie/WinToUSB.html へアクセスしてダウンロードしてください。インストールは一般的なソフトと同じ感覚でOK。初心者にもわかりやすく作られているので、ITに詳しくなくても安心です。 次は外付けドライブの準備 外付けハードドライブをUSBポートに接続します。できればUSB 3.0以降の規格に対応した高速なドライブがおすすめです。作業前に大切なデータは必ずバックアップを取りましょう。この工程ではドライブの中身をすべて消去してしまうためです。必要な容量は最低でも32GB以上。できればもっと余裕を持った容量を確保してください。予めフォーマットしておくとスムーズに進むので、Windowsの「ディスク管理」から事前に整えておくと良いでしょう。 Windows 10のISOファイルを用意しよう 次に必要なのは、Windows 10のISOイメージファイルです。これはWindowsのインストール用のコピーのようなもので、公式のMicrosoftサイトからダウンロードできます。Microsoftの こちら から、「メディア作成ツール」をダウンロードし、実行します。ウィザードに従ってISOファイルを作成するだけです。最新のビルドを選ぶことを忘れずに。古いバージョンだとインストールや起動にトラブルが出ることがあるので注意しましょう。 WinToUSBを起動しよう 必要な準備が整ったら、WinToUSBを管理者権限で起動します。「新しい展開」を選び、先ほどダウンロードしたWindowsのISOファイルを指定します。途中、いくつかのプロンプトが出るので、指示に従って進めてください。操作自体は複雑ではありませんが、小さな注意が成功の鍵です。ツールがISOの内容を外付けドライブに書き込み、ブータブルな状態にしてくれます。 ブートモードを選択:LegacyとUEFI 次はシステムの起動方式を選びます。今のパソコンのほとんどはUEFIを採用していますが、一部古い機種ではLegacy BIOSの場合もあります。システム情報(Windowsの検索バーで「msinfo32」と入力)から確認できます。WinToUSBでも正しいモードを選択することで、外付けからの起動時にトラブルを防げます。 Windowsのインストールを開始 準備が整ったら、いよいよ外付けドライブへのインストールです。ターゲットのドライブを選択します。たとえば、「Disk 1」などと表示されることがあります。処理には多少時間がかかるため、気長に待ちましょう。完了すれば、外付けハードドライブにブート可能なWindowsができあがります。使うときは、そのドライブを接続し、パソコンの起動時にブートメニュー(通常はF12やEscキー)から選択してください。