Raspberry Pi 4を一新!Windows 10 IoT Coreのインストール手順を詳しく解説
Raspberry Pi 4にWindows 10を動かすのは、まるでIoT好きの夢が叶う瞬間です。でも、ここでいうのはデスクトップ版のWindowsではありません。小さなデバイス向けのWindows 10 IoT Coreという、特別なバージョンです。ちょっと冒険心をくすぐるこのチャレンジ、試してみる価値は大いにあります。ただし、途中でちょっとしたハードルや予想外の展開もあるかも、ですけどね。だって、技術の世界ですから。
まずは必要なものを揃えましょう。Raspberry Pi 4、微妙に大きめのmicroSDカード(少なくとも16GB以上、できればClass 10またはUHS-Iのものを選んでください。速度重視!)、安定した電源(5V 3A USB-C推奨)、そしてキーボード・マウス・モニターです。設置前にすべてをつなげておくと、後で面倒を避けられます。
次は、Windows 10 IoT Coreのダウンロードです。Microsoftの公式サイトへアクセスしましょう。その際は、Windows上で使える「Windows 10 IoT Core Dashboard」が心強い味方です。これがあれば、最初の一歩も安心して踏み出せます。設定の流れもガイドしてくれるので、初心者でも迷わず進めます。
ダウンロードは以下から。
https://developer.microsoft.com/ja-jp/windows/iot/downloads
これを使ってmicroSDカードにイメージを書き込みます。
### microSDカードの準備
microSDカードをPCに挿入(カードリーダー経由でもOK)したら、フォーマットします。
Windowsでの手順は次のとおり:
- エクスプローラーを開き、ドライブを右クリックしてフォーマットを選択。
- FAT32(大容量カードならexFATでもOK)を選び、割り当て単位サイズはデフォルトに設定し、クイックフォーマットにチェックを入れる。
- または、PowerShellの
diskpart
を使った方法も:diskpart list disk select disk X # XはmicroSDのディスク番号 clean create partition primary format fs=fat32 quick assign exit
### microSDへのWindows 10 IoT Coreの書き込み
次はダッシュボードを使った書き込みです:
- Windows 10 IoT Core Dashboardを起動。
- 新しいデバイスのセットアップボタンをクリック。
- Otherを選び、Raspberry Pi 4を選択します。
- microSDカードを指定し。
- 「OSをダウンロードしてインストール」のボタンを押し、完了まで待ちましょう。
ちょっと冒険したい方は、balenaEtcher
も使えます。こちらは別の方法で、公式ページからダウンロード可能です。Windows 10 IoT Coreのイメージ(.imgや.zip)を読み込み、microSDカードをターゲットにして、書き込みボタンをポチッと押すだけ。
### Raspberry Pi 4のセットアップ完了
microSDカードをRaspberry Pi 4に挿入し、すべてのケーブルをつないで電源を入れます。最初の起動時には、「Windows 10 IoT Core」のロゴや起動メッセージが表示され、その後の設定画面へと進みます。
ネットワークの設定は二通り:
– モニターとキーボードをつないで手動設定
– もしくは、事前に設定ファイルを作成しておく方法もあります(次のセクション参照)。
### ネットワーク設定ファイルの例
ヘッドレス設定(画面なしでも接続できる状態)にするには、SDカードのルートに「WiFiConfig.txt」というファイルを作成します:
SSID=あなたのWiFi名
Password=あなたのWiFiパスワード
AutoConnect=true
これだけで、起動時に自動的にWiFiに接続できるはずです。
### Tipsとお役立ち情報
– 完全リモート操作を狙うなら、SSHを有効にしてPowerShellリモートやWindows Device Portalも使えます。
例:Windows + X > Windows PowerShell (管理者) から
Enter-PSSession -ComputerName {PiのIPアドレス} -Credential {ユーザ名}
– さらに便利に使いたいなら、Windows Device Portalもオンにしておきましょう。
設定 > 更新とセキュリティ > 開発者向けから、「デバイスポータル」をオンに。
ブラウザからhttp://{PiのIPアドレス}:8080
にアクセスすれば、簡単に管理できます。
少しずつ慣れていけば、Raspberry Pi 4にWindows 10 IoT Coreをインストールするのも意外と簡単です。これで、さまざまなIoTプロジェクトや学習にも活用できます。ステップを追って進めれば、きっと思い通りの結果が得られるはず。挑戦してみてください。楽しいラボタイムを!
快適なWindows 10導入のためのポイント
注意点は、やっぱり良質なmicroSDカードを選ぶこと。これ本当に重要です。Windows 10 IoT Coreは頻繁にアップデートも必要なので、最新の状態に保つのも忘れずに。ブートや書き込み中は焦らず、時間に余裕を持ちましょう。動作が遅いと感じたら、電源も安定したものを使いましょう。熱対策も重要です。必要に応じてケースやクーラーも検討してください。
よくある質問:Windows 10とRaspberry Pi
質問の一つに、「Raspberry Pi 3でも動かせるの?」というのがあります。理論上は可能ですが、実用性はやっぱりRaspberry Pi 4のほうが圧倒的です。性能が全然違いますから。
また、Windows 10 IoT Coreはあくまで組み込み用途向けです。通常のWindows 10のようにデスクトップアプリを動かせるわけではありません。ストレージは最小限必要で、16GBは絶対条件。アプリやデータ次第では、もっと大きい容量がおすすめです。
ちなみに、Windows 10 IoT Coreは無料です。まずは試しに触ってみたい方には最高ですね。
まとめ
- 必要なものを揃える:Raspberry Pi 4、microSDカード、周辺機器、電源
- Microsoftの公式からWindows 10 IoT Coreのイメージをダウンロード
- Windows PCに「Windows 10 IoT Core Dashboard」をインストール
- ダッシュボードでmicroSDカードに書き込み
- 準備したmicroSDをRaspberry Piに挿入し、電源投入で最後の設定を完了
最初はちょっと面倒に思えるかもしれませんが、段取りを追えば意外と簡単です。この作業は、学習や開発、IoTプロジェクトの幅をぐっと広げてくれます。ステップを楽しみながら進めて、新しい可能性を実感してください。トライ&エラーも成功のうち。さあ、挑戦の準備は整いましたか?良いプロジェクトを!