Windows 10で失われたフォルダーを見つける実践ガイド
「あれ、このフォルダーどこに行った?」とお困りですか?意外とよくあるトラブルです。幸い、Windowsには標準搭載のツールがあり、ちょっとした工夫で失くしたフォルダーを見つけやすくなります。焦らず、基本的な操作を試すだけで、ほとんどの場合は元に戻せますよ。
まずは検索バーを使って素早く見つける
画面左下の検索バーから、「フォルダー名」やその一部を入力してみてください。名前を覚えている部分だけでも結果に出てきやすいです。特にインデックスに登録されていれば、あっという間に見つかります。ただし、たまに必要なフォルダーを見逃すこともあるので、少しイライラするかもしれませんね。
もし検索結果に出てこない場合は、インデックスの再構築を試しましょう。コントロールパネルからインデックスのオプションを開き、その中の再ビルドをクリックします。時間はかかることもありますが、効果は絶大です。
それでもダメなら、コマンドプロンプトやPowerShellで直接検索をかける方法もあります。例えば:
dir "フォルダー名" /s /p
「フォルダー名」の部分を調べたい名前に置き換えて実行すれば、すべてのフォルダー内を検索してくれます。
ごみ箱も確認してみてください
やっぱり忘れがちなのが、ごみ箱です。誤って削除しただけで、実はまだ中に残っているケースもあります。ごみ箱を開いて、該当のフォルダーがないか見てみましょう。もし見つかれば、右クリックして「元に戻す」だけで復元完了です。意外とこの手順を忘れていて、長い間見つからないままにしてしまう人も多いんですよ。
見つからなかった場合は、PowerShellを使ってごみ箱の中身をもう少し詳しく調べることもできます。例:
powershell -Command "Get-ChildItem -Path C:\$Recycle.Bin -Recurse -Force -ErrorAction SilentlyContinue | Where-Object {$_.Name -like '*フォルダー名*'}"
エクスプローラーで手動で探す
自動検索がうまくいかないときは、自分の手で辿るのが一番確実です。エクスプローラー(フォルダーアイコン)を開いて、ドキュメントやダウンロードフォルダーなど、普段よく使う場所を手動で確認してみてください。もしかすると、移動や名前変更のせいで見つかりづらくなっているだけかもしれません。
また、表示タブにある隠しファイルを表示をオンにして、隠されたファイルやフォルダーも見えるようにしておくと良いでしょう。ちょっとした工夫で見逃していたものが見つかるかもしれませんね。
バックアップから復元してみる
定期的にバックアップを取っている方なら、そのバックアップからの復元が一番簡単です。Windowsのバックアップや外付けハードドライブ、クラウドサービス(OneDriveなど)を確認しましょう。手順は:
コントロールパネル > システムとセキュリティ > バックアップと復元 (Windows 7)
または、ファイル履歴を利用している場合は、設定から「ファイルの復元」をクリックしてみてください。
隠しファイル・フォルダーを表示させる
もしかすると、フォルダー自体が隠し設定になっていることもあります。表示タブで隠しアイテムを表示をオンにしましょう。さらに、フォルダーオプションも確認しておくと安心です。方法は:
エクスプローラー > 表示 > オプション > フォルダーと検索のオプションを変更 > 表示タブ > 「隠しファイル、隠しフォルダー、およびドライブを表示する」にチェック
ちょっとした手間で、行方不明のフォルダーの謎も解けるかもしれません。
失くしたフォルダーを見つけるための追加のヒント
検索する際は、フォルダー名に関する具体的なキーワードを使うと効果的です。名前が一般的なものだと、多くの候補が出てしまいますからね。また、「最近使ったファイル」や「クイックアクセス」もチェックしてみてください。最後に、整理整頓されたフォルダー構造にしておくと、こういうトラブルも減ります。どうしても見つからない場合は、市販の復元ソフトも選択肢です。例えば、RecuvaやDisk Drillなどがあります。試してみる価値は十分ありますよ!
よくある質問:Windows 10で失ったフォルダーを復元するには
検索バーにフォルダーが表示されないのはなぜですか?
インデックスされていない場所にあると、検索結果に出てこないことがあります。その場合はエクスプローラーでの手動検索の方が確実です。
ごみ箱に見つからない場合はどうする?
ごみ箱にも見つからなければ、完全に削除された可能性があります。その場合は、Recuvaなどの復元ツールや、Windowsのファイル復元機能を使ってみてください。コマンド例:
winfr C: D: /n \path\to\folder\*
今後フォルダーを失わないためにはどうしたらいいですか?
定期的なバックアップを習慣にしましょう。OneDriveや他のクラウドサービスを利用するのもおすすめです。さらに、ファイル履歴を有効にしておけば、万が一のときも安心です。
バックアップをとっていなかった場合、データは復旧できますか?
可能ですが、タイミング次第です。復元ツールは、一部の失われたフォルダーを回復できることもありますが、時間が経ちすぎたり、新しいデータに上書きされたりしていると難しい場合もあります。早めの対応が肝心です。
ほかにフォルダーが隠れている場所は?
一般的には、ドキュメント、ダウンロード、デスクトップ、ピクチャなどの場所を確認すると良いでしょう。これらの場所をWindows+Sで検索してみるのも時間短縮に役立ちます。
最後に
Windows 10で行方不明になったフォルダーを見つけ出すのは簡単ではありませんが、正しい手順を踏めば確実に近づけます。検索やごみ箱の確認、バックアップからの復元など、いずれも有効な方法です。整理整頓と定期的なバックアップを心がけておけば、将来のトラブルも未然に防げます。
また、クラウドサービスのOneDriveを有効にしておくと、管理も楽になります。フォルダーが見当たらなくなったときは、慌てず一つ一つ丁寧に試してみるのが成功への鍵です。みなさんの役に立てば幸いです!