イライラしない!Windows 10のセーフモードから脱出する簡単なステップ
Windows 10がなぜかセーフモードになってしまって、なかなか抜け出せないことがありますよね。システムに何かトラブルがあったときのために用意された安全モードですが、そのままにしておくと不便です。普通の起動に戻すにはちょっとした操作が必要ですが、難しいことはほとんどなく、一度覚えると難なくできるようになります。再起動や設定の見直しだけで済む場合がほとんどですので、落ち着いて対処してみましょう。
システム構成の設定を確認しよう
まずは、Windowsキー + Rを押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。そこにmsconfig
と入力してEnterを押しましょう。これでシステム構成のウィンドウが開きます。ここでは、Windowsの起動方法を指定できます。もしもセーフモードに固定されてしまっている場合は、ここで問題を解決できます。
「ブート」タブを確認しよう
次に、ブートタブをクリックします。ここでは、Windowsの起動時の動作を細かく設定できます。特に注目すべきは、「セーフバース」というチェックボックスです。これにチェックが入っていると、セーフモードのままになってしまいますので、まずはこれを外しましょう。もし「最小限の起動(Minimal)」が選択されている場合は、そのまま設定を保存します。この設定を忘れると、次回の起動でもセーフモードに戻ってしまうので注意しましょう。
変更を保存して再起動しよう
設定が終わったら、適用をクリックし、その後<OK
. Windowsが再起動を促しますので、「再起動」を選びましょう。再起動後、通常のWindowsの画面に戻るはずです。もし画面上に「セーフモード」の表示が消えていれば成功です。表示が残っている場合は、もう一度設定を見直す必要があります。
それでも通常起動しないときはどうする?
もし上記の操作をしても問題が解決しない場合は、電源ボタン長押しで完全にシャットダウンし、もう一度起動してみましょう。それでもダメな場合は、Windowsのリカバリー環境を利用して修復を試みるのも一つの方法です。
セーフモードに固まる原因とは?
セーフモードに入ったまま抜け出せない原因には、設定のミスやソフトウェアの衝突、アップデートの失敗などがあります。Windowsはシステムが正常でないと判断した場合、自動的にセーフモードを起動します。最後に行った操作や更新後に「セーフバース」が自動的に解除されていないか確認しましょう。
セーフモードから抜け出すための簡単チェックリスト:
- 「
msconfig
」を開き、ブートタブを確認する - 「セーフバース」のチェックを外す(これが最重要!)
- PCを再起動して、「セーフモード」の表示が消えているか確認する
- もし再びハマったら、電源ボタンを長押しして強制的にシャットダウンする
- 定期的にシステムのメンテナンスやアップデート、ウイルススキャンを行うことで、この手のトラブルを防ぐことができます
最後に覚えておいてほしいのは、セーフモードはトラブルシューティングには便利ですが、普段使いのモードではありません。問題が頻繁に起きる場合は、もう一歩深く調査するか、専門家に相談するのも良いでしょう。とはいえ、セーフモードからの抜け方を知っていれば、困ったときに焦ることもありませんね。