Windows 11(ノートパソコン&デスクトップPC)で自分のIPアドレスを調べる方法

ノートパソコンやパソコンでIPアドレスを確認する手順

自分のIPアドレスを知りたい?ありますよね、その気持ち。ネットワークのトラブルを解決したいときや、自分のデバイスがどんな番号を外に向けて発信しているのか気になったときに、どこを見ればいいのか知っていると心強いです。それほど難しいことではありませんが、設定画面が隠れていたり、デバイスやWindowsのバージョンによって見た目や場所が異なることもあります。私も昔、古いASUSノートをいじっているときに迷った挙句、BIOSの奥深い【詳細設定】メニューにIP情報が隠れていることに気づかず、かなり時間を無駄にした経験があります。そこで、私が最終的に見つけた方法をシェアします。もしかしたら、誰かの役に立つかもしれません。

IPアドレスの種類を知っておこう

まずはざっくりおさらいです。気にしているIPアドレスには大きく分けて2種類あります:

  • プライベートIPアドレス:家庭やローカルネットワーク内で、ルーターから割り当てられるあなたのデバイスのIPです。パソコンやスマホを再起動したり、ルーターを再起動したりすると変わることがあります(DHCPによる自動設定)。これを確認するには、コマンドプロンプトでipconfigを入力するか、「設定」アプリのネットワーク情報で調べられます。
  • パブリックIPアドレス:インターネットから見えるあなたのIDです。あなたのルーターやモデムがWebに出している番号と考えてください。サイトにアクセスして「自分のIPは?」と検索したり、「whatismyip.com」といったサイトにアクセスするだけで確認できます。

この違いを理解しておくと、調べ方も変わってきます。時々、ウェブサイトが自動であなたの公開IPを表示してくれることもあります。ただし、VPNやプロキシを使っている場合、その公開IPはあなたのローカルネットワークのものと異なることもあるので注意しましょう。


プライベートIPアドレスの調べ方

Windowsのコマンドプロンプトを使う方法

これが私のお気に入り。自分のローカルIPをすぐに確認したいときは、コマンドプロンプトを開きます。やり方はこちら:

  • スタートメニューを開くか、Windows + Sを押して検索バーを表示:スタートボタンをクリックするか、Windowsキー+Sを押します。

  • コマンドプロンプトを検索:検索ボックスにcmdと入力。表示された「コマンドプロンプト」をクリック。すぐに開かない場合は右クリックして「管理者として実行」を選んでください。特にネットワークの詳細設定にアクセスしたり、netshコマンドを使う場合は管理者権限が必要です。

  • ipconfigを入力:黒いウィンドウにipconfigと入力し、Enterキーを押します。たくさんの情報が出てきますが、その中のIPv4アドレスを探してください。例:192.168.x.x10.x.x.xです。これがあなたのローカルIPです。

  • 注意点:このIPは動的に変わることがあります。ルーターの再起動やDHCPのリース更新で変わることもあるので、あまり長期的に固定とは考えない方が良いです。

Windowsの設定画面から調べる方法

コマンドラインに抵抗がある方は、こちらのグラフィカルな方法もおすすめです:

  • 設定アプリを開く:Win + Iを押すか、スタートメニューから設定を開きます。
  • 「ネットワークとインターネット」へ進む:有線ならEthernet、無線ならWi-Fiを選択します。
  • 接続しているネットワークをクリック:現在のネットワーク名をクリックすると、「詳細情報」や「プロパティ」セクションに進めます。
  • IPv4アドレスを確認:そこに表示されているはずです。例:192.168.x.x。これがあなたのプライベートIPです。

便利になれるまでは少し戸惑うかもしれませんが、慣れると簡単です。個人的には、慣れた後はコマンドプロンプトの方が手早く感じることもあります。


パブリックIPアドレスの確認方法

ブラウザを使う場合

あなたの公開IPを調べるには、こちらが一番手軽です:

  1. ブラウザを開く:Chrome、Firefox、Edge、何でもOKです。

  2. 「what is my IP」で検索:単純ですが、Googleに「自分のIPは?」と入力するだけ。検索結果のトップにあなたの公開IPが表示されます。まさに魔法のように一瞬です。

  3. 表示されたIPアドレスを確認:例:203.0.113.45。これがあなたのパブリックIPです。

  4. おまけ:IP確認サイトを使う:詳しい情報がほしい場合は、whatismyip.comipinfo.ioなどのサイトにアクセスすると、自分のIPやおおよその所在地、ISP情報なども確認できます。トラブルシューティングやちょっとした好奇心に役立ちます。

動的IPアドレスには注意

ほとんどのインターネット接続は動的IPを採用しています。つまり、ルーターやモデムを再起動したり、一定時間経つと、IPアドレスが変わることがあります。私も最初これに戸惑い、「なんで変わるの?」と焦ったものです。でもこれは普通のこと。IPアドレスは一定期間だけレンタルされていることも多く、気にしすぎなくて大丈夫です。


まとめ&ちょっとしたコツ

最初はちょっと面倒に感じるかもしれませんが、慣れると簡単です。ipconfigはローカルIPの確認に最適ですし、GoogleやIP確認サイトならパブリックIPもすぐに分かります。ただし、設定画面やコマンドの場所はデバイスやWindowsのバージョンによって違ったり、OEMのプランやセキュリティ設定によって一部操作が制限されている場合もあります。特に、セキュリティ関連の設定(例えばSecure BootTPM)を変更するときは注意してください。TPMのクリアはリスクも伴います。BitLockerを使っている場合は、事前に回復キーのバックアップもお忘れなく。

また、新しいIntelシステムではIntel PTT(Platform Trust Technology)という設定があり、これをオン・オフすることでセキュリティレベルや設定内容が変わることもあります。もし設定がロックされている場合は、マザーボードのBIOSのアップデートを検討してみてください。最新バージョンにすることで、解除できる場合もあります。

最後に、設定やオプションが「グレーアウト」されている場合は、メーカーやマザーボードの要件によることも多いです。必要に応じてサポートやマニュアルを確認してくださいね。

これが少しでもお役に立てば幸いです。私も最初はいろいろ迷いましたが、今では簡単に調べられるようになりました。次回からは、数秒でローカルIPやパブリックIPを確認できるはずです。設定や情報を扱うときは、セキュリティに気をつけて作業してくださいね。では、トラブルシューティングがうまくいきますように!